WordPressの管理画面の①「外観」→②「テーマ編集」でソースを直接編集できるが、ソースの中でphpファイル(拡張子が*.php)を編集して保存した時に、エラーが発生した場合、修正するのが難しくなります。
管理画面そのものがphpで動作しているため、エラーが発生すると、管理画面も含めすべての動作が停止してしまいます。
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例えば以下の画面のようにソースを追加・修正した場合。
「ファイルを更新」ボタンを押した後…
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と、以下のようにエラーが発生する時があります。
一旦ブラウザで「戻る」ボタンを押して画面を戻し
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再度ソースを修正して「ファイルを更新」ボタンを押しても…
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やはりエラーが発生してしまう。
一旦、エラーが発生してしまうと、管理画面の動作が停止してしまう。
編集画面に戻しソースのエラーを修正して、「ファイルを更新」ボタンを押して更新しようとしても、更新する事ができなくなってしまいます。
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エラーの修正方法として以下の手順を行います。

対処方法

準備する物
・FTPクライアントソフト
 *FTPクライアントソフトについては「FTPクライアントソフトを準備する」を参照。
・テキストエディタ
 *「テキストエディタ」はWindowsで言う「メモ帳」を指します。phpの編集では「文字コード」の設定が「UTF-8」で編集する場合が多いので、対応する定番のテキストエディタ「サクラエディタ」や「 秀丸エディタ」等を利用すると良いです。

以下の画面のようにソースを追加・修正した場合。
「ファイルを更新」ボタンを押した後…
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以下のようにエラーが発生しました。
ここでエラーメッセージを確認します(メモします)。
*下記は一例です。エラーにより内容は異なります。
Parse error: syntax error, unexpected ‘}’ in /home/**********/wp-content/themes/twentytwelve/functions.php on line 455
解読してみると↓
・「Parse error: syntax error, unexpected ‘}’」→エラーの種類:構文エラー
・「in /home/**********/wp-content/themes/twentytwelve/functions.php」→「エラーの発生したファイル」のパス(ファイルの位置)
・「on line 455」→「エラーの発生したファイル」の中の「エラーの発生した行数」
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次にFTPクライアントソフトを起動し、サーバと接続。
・「ローカルサイト」側で、「エラーの発生したファイル」の受け入れ先になる、ダウンロード先のフォルダを指定します。
・エラーメッセージを確認し、「リモートサーバ」側で「エラーの発生したファイル」のパス(ファイルの位置)を指定します。
・「エラーの発生したファイル」をダウンロードします。
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ダウンロード終了後、ダウンロードした「エラーの発生したファイル」をテキストエディタで開きます。
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テキストエディタを起動し、「エラーの発生したファイル」を閲覧。
エラーメッセージを確認し、「エラーの発生したファイル」の中の「エラーの発生した行数」を確認します。
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エラー箇所を修正し、ファイルを上書き保存します。
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次に「修正したファイル」を、FTPクライアントソフトで「リモートサーバ」側の「エラーの発生したファイル」のパス(ファイルの位置)に戻すため、アップロードします。
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アップロード完了後、再びブラウザに戻ります。
ここでブラウザの更新(F5キー)を押すと…
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正常に戻りました。
再び編集する事ができます。
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これで「管理画面でテーマ編集中にエラーが発生した時の対処」について以上になります。

■■■ 終了 ■■■